せっかく新居に引っ越すのであれば、住み心地が良さそうな天井の高い賃貸物件を探したい、と思う方もいるでしょう。
それならば、まず、賃貸物件の天井高について、平均的な高さや天井の高い賃貸物件に住むメリットなどを知っておくといいでしょう。
今回は、賃貸物件の平均的な天井高と天井の高い賃貸物件を選ぶメリット・デメリット、天井が高い賃貸物件を探す方法を解説します。
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そもそも天井高とは、床から天井まで垂直に結んだ距離のことです。
建築基準法施行令21条では、居間の天井高は最低でも2.1m以上必要と定められています。
ちなみに2.1mの高さとは、身長175cmの方が手を挙げたときに天井に触れられる程度の高さが目安であり、身長によっては少し窮屈に感じられることもあるでしょう。
なお、実際は天井高が2.1mの賃貸物件は数が少なく、見つかったとしても築数十年が経過している物件がほとんどです。
天井高は築年数が新しくなるにつれて高くなっており、今では平均2.3~2.4mまでになっています。なかには2.5mもの天井高がある賃貸物件も見受けられる状況です。
天井高の平均値は賃貸物件だけでなく分譲マンションや一戸建てなどでも高くなってきています。
賃貸物件の天井高が平均2.3~2.4mの理由
天井高の平均値が2.3~2.4mである理由には、ボードの規格が挙げられます。
ボードとは、賃貸物件など建物の壁に用いられる建築資材のことです。
ボードの規格はそれぞれ高さが異なりますが、そのなかのひとつの高さが2.42mであるため、天井高の平均が約2.3~2.4mにまで高くなったと考えられます。
天井高は同じ賃貸物件でも場所によって異なる
賃貸物件の天井高は平均2.3~2.4mですが、同じ物件内でも場所によっては平均値より天井が低いケースがあります。
一般的にリビングの天井はキッチンやバスルームなどほかの場所よりも高く設計されています。
不動産情報にもリビングの天井高が掲載されていることがありますが、ほかの部屋もリビングと同じ天井高であるとは限りません。
また、周囲と比べて中心が高い折り上げ天井、反対に中心が周囲よりも低めの下がり天井などの形状が採用されていることもあります。
物件選びでは不動産情報として提示されている数字だけで判断をしないで、内見して実際に自分の目で確認してみることもおすすめします。
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天井が高い賃貸物件を選ぶメリット・デメリット

天井が高い賃貸物件はメリットだけでなくデメリットもあります。
それぞれ見ていきましょう。
天井が高い賃貸物件を選ぶメリット
天井が高い賃貸物件にみられるメリットのひとつが開放的な空間の確保です。
天井が高ければ上からの圧迫感がなく、座った状態はもちろん立ち上がった状態でも快適に過ごせるでしょう。
また、床面積が狭い賃貸物件を借りたとしても、天井が高いと室内が広く感じられ、居心地の良さを実感しやすくなります。
希望のエリアにある賃貸物件が比較的狭い場合は、選択肢のなかでもなるべく天井が高く設計されているお部屋を中心に検討すると良いでしょう。
高さのある家具を搬入することが可能な点も天井が高い賃貸物件を選ぶメリットのひとつで、室内に設置できる家具の選択の幅が広がります。
せっかく気に入ったデザインの家具が見つかったとしても、選んだ賃貸物件の天井が低いと室内に置くことが難しくなり、諦めざるを得ないこともあるでしょう。
天井が高い賃貸物件ならクローゼットやルームランプ、本棚など高さのある家具が置きやすくなるため、インテリアの楽しみ方も広がります。
さらに、天井が高い賃貸物件は窓も縦に長いケースが多く、陽の光をお部屋に取り込みやすいです。
日当たりが良いお部屋は日光を必要とする植物の成長にも適しており、観葉植物を育ててみたい方にもおすすめといえます。
天井が高い賃貸物件を選ぶデメリット
天井が高い賃貸物件を選ぶデメリットのひとつが、冷房や暖房の効率が落ちる点です。
天井が高ければ高いほどお部屋の体積も増えるため、エアコンやヒーターなど冷暖房機器の効き目が悪くなる恐れがあります。
快適な室温に調節するために大量の電力を消費する必要があり、狭いお部屋よりも電気代がかさむ可能性もあるでしょう。
ほかのデメリットとしては、天井高を利用して規格外の窓などが設置されている場合などで、うっかり損傷してしまって交換の必要性が生じたりした場合に、市販の窓では対応できないとなると特注の窓を購入しなければなりません。
市販品よりも高価格になり、修繕コストが余計にかかります。
また、天井が高い賃貸物件は照明の交換や天井の掃除が困難である点もデメリットのひとつです。
もし電球が切れて交換が必要になった場合、椅子で対応できなければ脚立を準備する必要が生じるでしょう。
定期的に掃除をおこなうことも難しいため、汚れが溜まる可能性もあります。
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天井が高い賃貸物件を探す方法

数ある賃貸物件のなかから天井が高い物件を探すには、内見して直接確かめる方法が有効です。
不動産情報で天井高を確認できても、天井がフラットではない物件の場合は場所によって天井高が代わるため、実際に自分の目で見たほうが正確性が増します。
ただし、遠方の賃貸物件を探しているようなケースでは、内見のたびに現地までの交通費がかさんでしまうと、コスト面でのデメリットが大きいです。
内見の予約に合わせてスケジュールや仕事を調整することも必要になるなど、非効率的といえるでしょう。
より効率良く天井が高い賃貸物件を探すのであれば、ロフト付きの物件を選んだり、室内写真を活用する方法がおすすめです。
ロフト付きの賃貸物件を探す
不動産情報に目を通していると、ロフト付きの賃貸物件が見つかることがあります。
ロフトは一戸建て住宅における中2階と同じようなものであるため、ロフトがない賃貸物件よりも天井が高いケースが多いです。
ロフト付き賃貸物件の中には、平均を超える3~4mの天井高を期待できる物件もあります。
寝具を置いてロフトを寝室代わりにしたり、収納スペースとして活用したりと、さまざまな使い方ができるため大変便利でしょう。
ただし、ロフトのサイズが小さい場合は天井が高くないこともあるため、ロフトが付いているからといって天井が高いとは限らないことを覚えておいてください。
室内写真に写っているサッシの上の幅を活用する
不動産会社のサイトなどで賃貸物件の情報を確認する場合は、ベランダ側を撮影した写真があれば、窓枠のサッシの幅に注目してください。
基本的にリビングなどの大きな掃き出し窓の場合、サッシは高さ約1.8m~2.0m、幅が約1.8m(一間の場合)の規格である場合が多く、サッシを参考に天井高を推測することが可能です。
目測になるため、サッシを参考に天井の高さを正確に確認するのは難しいですが、高さをある程度把握するのであれば効果的な方法といえるでしょう。
なお、不動産情報にベランダ側を撮影した写真が掲載されていないパターンもあります。
室内写真でサッシを確認できない場合は内見して実際に確認することをおすすめします。
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まとめ
賃貸物件における平均的な天井高は、建築基準法の規定より高い2.3~2.4mです。
天井が高くなると室内空間が広々として開放感がある一方、冷暖房が非効率的になり電気代がかさみやすいのがデメリットです。
天井が高い賃貸物件を探すには内見がもっとも良い方法ですが、効率良く探したいならロフトの有無および室内写真を参考にしてみてください。
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