電気代を節約する目的で太陽光発電を設置した後で、家を売却することになるケースがあるかもしれません。
高額な費用をかけて設置した分、一般的な家よりも高く売れてほしいと思う方もいるでしょう。
そこで今回は、太陽光発電のある家は高く売却できるのか、売却方法やコツについて解説します。
＼お気軽にご相談ください！／
お問い合わせはこちら太陽光発電のある家は高く売却できる？
結論からいうと、太陽光発電のある家は一般の家よりも高く売却できます。
どのくらいの費用の上乗せが期待できるのかについて、設置年数と蓄電池付き、売却相場の計算方法に分けて解説します。
太陽光発電の設置年数と売却について
太陽光発電のある家のなかでも、設置から10年以内の場合は高額売却できる可能性が高いです。
設置から10年以内の太陽光発電は高額な売電収入が見込めるとともにメーカー保証期間内だからです。
太陽光発電には一定期間のみ「固定価格買取制度」で電気を買取してもらえる「FIT期間」があります。
自家発電によって余った電力を売電する形式の場合は、FIT期間は10年です。
また、多くのメーカーでは保証期間を10〜15年に設定しているため、設置から10年以内の太陽光発電装置は買主から見て安心感があるといえます。
蓄電池付きの太陽光発電
太陽光発電とともに蓄電池も設置している住宅の場合は、より高価格で売却できる可能性があります。
蓄電池付きの場合、昼間に発電した電気を夜間も利用できるため、停電が起きても生活への支障を最小限に抑えることが可能です。
大規模震災や台風の被災時は長期間の停電が起こることが予想されるため、蓄電池付きの太陽光発電が近年注目を集めています。
買主からのニーズに期待できるため、蓄電池付きの太陽光発電がある家は売りやすいといえます。
売却相場の計算方法
太陽光発電の売却価格は「年間の売電収入×残りFIT期間の年数×1/2」でおおよその相場が計算できます。
たとえば、設置年数が4年、FIT期間は10年、売電収入は年間200万円の場合は「200万×6×1/2」で、売却価格の目安は600万円になります。
太陽光発電の売電収入は、電力会社の公式サイトから購入実績を調べると確認が可能です。
上記の計算式は、家の売却価格に太陽光発電の価値として上乗せされる可能性のある価格の目安です。
家の売却価格は立地や築年数などさまざまな要素に左右されるため、より正確な売却価格を調べたい場合は不動産会社に査定依頼をしましょう。
▼ 不動産売却をしたい方はこちらをクリック ▼
売却査定フォームへ進む
太陽光発電のある家を売却する方法
太陽光発電のある家を売却する方法は主に3つあります。
家ごと売却する、太陽光発電を移設する、太陽光発電を解体するの3つの方法についてメリット・デメリットを解説します。
家ごと売却する
1つ目は太陽光発電が付いたまま家ごと売却する方法です。
売主にとっては、太陽光発電の移設や解体にともなう費用が発生しないメリットがあります。
買主にとっても、通常150万円前後かかる太陽光発電の設置費用を節約できる点がメリットです。
太陽光発電の所有者を変更する場合は、経済産業省と電力会社への手続きが必要となります。
国や自治体からの補助金を受けた場合や設置費用のローンを組んでいる場合も、それぞれ手続きが必要です。
しっかりと手続きを済ませたうえで太陽光発電を譲渡しないと、後々買主との間でトラブルが起こる可能性があるため注意しましょう。
太陽光発電を移設する
家の売却後、移転先でも太陽光発電を使用したい場合は移設を検討できます。
太陽光発電を移設するためには、引っ越し先での許可が必要です。
マンションなどの集合住宅に引っ越す場合は、太陽光発電の設置が許可されない可能性があります。
また、メーカーによっては太陽光発電を移設すると保証の対象外になる場合もあるため注意しましょう。
取り外しや運搬、取り付けなどの費用を合わせると、移設には100万円以上がかかります。
引っ越し先で太陽光発電を新設したほうが安い場合もあるため、メリットが比較的少ない方法といえます。
太陽光発電を解体する
買主が太陽光発電の譲渡を希望しない場合は、解体して家だけを売却するケースがあります。
パネル20枚程度の大きさの太陽光発電の場合、解体費用の目安は15万円程度です。
ただし、ガラスやアルミなどの材料はリサイクル業者やリユース業者に買い取ってもらえるため、解体費用を回収できる場合もあります。
設置してから10年以上経つ太陽光発電は、買主にとって維持費用がかかるばかりでメリットが少ない可能性もあります。
買主が太陽光発電の解体を条件に家の購入を希望する場合は、希望に応えたほうが好条件で売却できるケースもあるでしょう。
▼ 不動産売却をしたい方はこちらをクリック ▼
売却査定フォームへ進む
太陽光発電のある家を高く売却するコツ
せっかく費用をかけて設置した太陽光発電をできるだけ高く売却したいと考える方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、太陽光発電のある家を高く売却するための4つのコツを解説します。
コツ①太陽光発電の収支を提示する
太陽光発電には維持管理にかかる支出と売電による収入の両方が発生します。
太陽光発電のある家を売却する場合は収支を提示すると、買主は家の購入に対し具体的な判断を下しやすくなります。
支出については、点検や修繕、補修の記録をしっかり残しておくと正確な支出を把握でき、買主に好印象を与えられるでしょう。
収支バランスがマイナスに傾いている場合は売却に不利になる可能性もありますが、情報開示の姿勢を示すことは大切です。
誠実に情報開示をおこなえば、太陽光発電以外の物件の魅力も検討したうえで購入を決めてもらえる可能性があります。
コツ②蓄電池付きの状態で売却する
売却予定の家に蓄電池が付いている場合は、そのままの状態で売却すると売れやすくなります。
蓄電池を新たに設置する場合、約80万円～160万円程度の費用がかかるため、初めから付いている家を購入することは買主にとって大きなメリットです。
また、蓄電池がない太陽光発電の場合、夜間は発電した電力を活用できないため、電力会社から購入した電力を使用する必要があります。
蓄電池があると夜間の電気代の節約にもなるため、買主にとって好条件といえます。
コツ③メンテナンスを済ませてから売却する
太陽光発電は定期的なメンテナンスを必要とする機器です。
適切なメンテナンスが施されていないと、太陽光パネルや部材が飛散したり、不具合が生じたりするリスクがあります。
そのため、太陽光発電がある家を購入する場合、機器の状態は買主にとって大きな懸念点となります。
そこで、太陽光発電をメンテナンスしたばかりの状態で家を売却すれば、買主の不安を払拭することが可能です。
コツ④解体する前に買主の希望を聞く
家の売却見込みが立たない場合に、焦って太陽光発電を解体することは避けましょう。
売却時は太陽光発電を残しておき、希望があった場合に解体する形式にするのがおすすめです。
そのようにすれば、太陽光発電が必要な買主と不要な買主両方のニーズに応えられ、売却成立の可能性が高まります。
また「解体費用は売主負担」と告知すれば、太陽光発電が不要な買主も抵抗なく売却を検討でき、成約までのスピードが早まるでしょう。
▼ 不動産売却をしたい方はこちらをクリック ▼
売却査定フォームへ進む
まとめ
設置して10年以内の太陽光発電のある家は、高額で売却できる可能性があります。
太陽光発電のある家の売却方法は、そのまま売却する、移設する、解体するの3つです。
売却を成功させるコツとしては、太陽光発電の収支を提示することや蓄電池付きの状態で売却することなどが挙げられます。
＼お気軽にご相談ください！／
お問い合わせはこちらイオンハウジング
私たちは、暮らしに寄り添う不動産サービスを通じて、親身な対応と誠実な情報提供を心がけています。
不動産の売買や賃貸、リフォーム、住宅ローンまで、住まいに関するあらゆるご相談にワンストップで対応。
イオングループの一員として、日常の延長にある住まい探しを、安心と信頼をもってサポートしています。
■強み
・イオンブランドの信頼と集客力
・利便性の高い店舗ネットワーク
・グループ連携によるワンストップサービス
■事業
・不動産の売買・賃貸仲介
・不動産活用・売却サポート
・住まいに関する総合サービス
