
「マンション売却前にリフォームをおこなうべきか?」というのは、多くの売却予定者が悩むポイントです。
結論として、リフォームは必ずしも必要ではありませんが、特定の条件下では有効な場合もあります。
この記事では、リフォームが必ずしも必要ない理由や、有効なケース、費用相場について解説します。
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初めてマンション売却をする方のなかには、売却前にリフォームが必須と考える方もいるかもしれません。
しかし、実際にはリフォームを施さなくても、マンションは売却可能です。
リフォームには費用がかかりますし、また、リフォームする必要がないことも少なくありません。
まずは、マンション売却でリフォームが必ずしも必要でない理由について解説します。
理由①リフォームが査定額に影響しない場合がある
マンション売却で、リフォームの有無が査定額に反映されるかどうかは、実際には不動産会社によって異なります。
たとえば、デザイン性の高いキッチンやユニットバスの交換など、流行に沿ったリフォームは査定にプラスに働くことがありますが、そのすべてが評価されるわけではありません。
査定に与える影響については、不動産会社に確認するのが良いでしょう。
理由②リフォーム費用が回収できない可能性がある
リフォームにかけた費用が、必ずしも売却価格に反映されるとは限りません。
とくに、経年劣化が見られる中古マンション売却においては、購入希望者が多少の傷や汚れを気にしないことが少なくありません。
リフォーム費用を売却価格に上乗せすると、購入者にとってはその分が高額に感じられることがあります。
また、ご自身の好みに合わせてリノベーションを希望する買主が多く、リフォーム済みの物件であっても魅力的に映らないこともあります。
理由③買主のニーズによる
国土交通省による「令和4年度住宅市場動向調査報告書」によれば、中古住宅購入者の約33%は「リフォームで快適に住めると思ったから」と回答しており、「リフォーム済みで綺麗だったから」と答えた方は20%ほどです。
多くの買主は、自分の好みに合わせたリフォームを前提に中古マンションを探しており、売主によるリフォームが必ずしも価値を高めるわけではありません。
不具合がある場合は、修理が望ましいですが、リフォーム全般については売主がおこなう必要はないのです。
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マンションが売れない!リフォームが有効なケースは?

マンション売却ではリフォームが必須でない理由を解説しましたが、物件によってはリフォームが有効なケースもあります。
国土交通省の令和4年度住宅市場動向調査によれば、中古住宅を選ぶ理由の一つとして「リフォームされていて綺麗だったから」と答えた方が約20%いました。
内見が多いにも関わらず売れない場合や、設備や内装に目立つ劣化がある場合には、リフォームが効果的です。
この章では、リフォームが有効な状況について解説します。
物件の状況に応じてリフォームを検討することで、売却活動をより効果的に進めることができるでしょう。
ケース①設備や建具に故障が見られる
マンション売却時に設備や建具に故障があると、買主の購入意欲が下がる可能性があります。
たとえば、キッチンやトイレ、浴室などの水回り設備の不具合は水漏れを引き起こし、他の設備に影響を与える恐れがあります。
また、建具の開閉不良や壁・床の損傷は、生活の快適性を損なう要因です。
こうした不具合を放置して売却するよりも、リフォームして問題を解消することで、内見時の印象が良くなり、引き渡し後のトラブルも防げます。
ケース②安価にできる部分のリフォーム
高額な費用をかけてリフォームをおこなっても費用対効果が低いことがあるため、比較的安価で内見時の印象を改善できる範囲に絞ってリフォームするのがおすすめです。
たとえば、フローリングやカーペット、壁紙の交換は比較的コストが低く、内見時の見た目を大幅に向上させることができます。
また、トイレのリフォームや電気スイッチプレートの交換もおすすめです。
これらは生活感が出やすい部分で、個々のこだわりが少ないため、リフォームすることで印象を良くする効果が見込めます。
こうしたプチリフォームをおこなうことで、競争が激しい市場で差別化を図ることができるでしょう。
ケース③過度に劣化している
室内の劣化が著しい場合、リフォームを検討する価値があります。
とくに、ペットや喫煙による目立つ傷や汚れ、大きな損傷がある場合は、内見時の印象を大きく損なうため、リフォームによって減点ポイントを解消することが有効です。
ホームクリーニングでは改善が難しい場合、リフォームをおこなうことで物件の魅力が引き出され、早期売却の可能性が高まります。
築年数が経過しているマンションでも、過度な劣化が見られる場合はリフォームをおこなうことで、より良い条件での売却が期待できます。
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マンション売却時にリフォームをするときの費用相場

マンション売却時にリフォームを検討しているのであれば、種類ごとに費用相場を理解することは重要です。
マンションのリフォームを考える際には、とくに内見時に買主が気にする水回り設備を優先することをおすすめします。
最後にリフォームの種類ごとの費用相場を紹介しますが、これらはあくまで目安であり、実際の費用は依頼する業者やリフォームの内容によって異なることを理解しておきましょう。
壁紙や床材の張替え費用
壁紙や床材の張替えは、素材によって費用が変動しますが、相場は20万円から40万円程度です。
一般的な白いクロスの壁紙は安価で、全面的な張替えをしても比較的コストが低く抑えられます。
床材は、安価で需要も高いフローリングがおすすめですが、畳を好む方もなかにはいらっしゃいます。
キッチンのリフォーム費用
キッチンのリフォームは50万円から200万円程度が相場です。
古いマンションではキッチンが狭く、汚れやすいことが多いため、リフォームで改善することは重要です。
機能的な「システムキッチン」を採用する場合、費用は20万円から70万円程度かかりますが、関心を引きやすくなります。
ただし、ターゲット層によってはシステムキッチンが不要な場合もあり、ファミリー層には魅力的でも、単身者層には過剰な場合もあります。
トイレのリフォーム費用
トイレのリフォームは約10万円から50万円程度が相場ですが、和式から洋式への変更など、様式変更を伴う場合は20万円〜50万円程度かかります。
需要は洋式トイレが圧倒的に高く、和式トイレは避けられることが多いため、多少の費用をかけてでも洋式に変更するほうが良いでしょう。
浴室のリフォーム費用
浴室のリフォームは費用の幅が広く、50万円から200万円程度が相場です。
グレードによって費用が変動しますが、グレードが高ければ掃除しやすいなどの機能がついているというメリットがあります。
ユニットバスから独立した浴室に変更する場合は、さらに高額になるため、予算を超える可能性があることを考慮しておくべきです。
リフォーム費用の予算超過に注意
実際には、予算を上回ることも珍しくありません。
予算超過の理由としては、リフォーム箇所の追加や設備のグレードアップ、想定外の工事の発生が挙げられます。
リフォームを計画する際は、予算を十分に見積もり、必要に応じて専門家と相談しながら進めることが成功の鍵となります。
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まとめ
マンション売却時にリフォームが必須でない理由は3つあります。
リフォームが査定に影響しない場合や、リフォーム費用が回収できないことが多く、買主のニーズによってはリフォームが不必要な場合もあります。
内見が多いにも関わらず売れない、設備や内装の状態などによっては、リフォームが有効なケースもあるため、状況に応じて検討が必要です。
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